- ●空き家を売るか貸すかの判断は空き家に将来住む予定があるか否かで決める
- ●空き家には「古家付き土地として売る」「リフォーム後に売る」などさまざまな売却方法がある
- ●空き家を売る際のポイントは境界確定やホームインスペクションをおこなうこと
空き家を所有し、売るか貸すかお悩みになっている方も多いのではないでしょうか。
不動産はできれば活用するのがおすすめですが、手放したほうが良いケースもあります。
今回は、空き家を「売る」か「貸す」かの判断基準やそれぞれのメリットとデメリット、売却時のポイントを解説します。
大阪府箕面市を中心に、箕面市から隣接している池田市で空き家を所有している方は、ぜひ参考になさってください。
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1.空き家を売るか貸すかの判断基準
まずは、空き家を売るか貸すかの判断基準を解説します。
■売るのがおすすめのケース
空き家に将来住む予定がない方の場合は、売るのがおすすめです。
建物は築年数の経過とともに資産価値が減少するため、手元に多くお金を残したい場合は早めに売却しましょう。
売却により、まとまった現金がほしい方も売るのがおすすめです。
また、賃貸需要が低く借主が見つからない場合も、売る方向で考えるのが良いでしょう。
そのまま空き家を所有していても、固定資産税などのコストや、維持管理の手間がかかります。
■貸すのがおすすめのケース
空き家に将来住む予定がある方は、貸すのがおすすめです。
空き家を売ると、その家には戻れなくなります。
そのため、「老後に戻ってくる」「子どもに相続させたい」というケースでは、
貸すことを検討してみましょう。
また、立地が良く、賃貸需要の高いエリアに空き家がある場合も、貸すのが適しているかもしれません。
安定した家賃収入を得られるほか、地価が上昇したタイミングで売ることも可能です。
■売る場合のメリットとデメリット
空き家を売る場合の大きなメリットは、まとまった資金が手に入ることです。
その資金で住宅ローンを返済したり、住み替え費用を工面したりできます。
その一方、空き家の所有権を手放すことになるのがデメリットです。
思い入れのある家や、先祖代々受け継がれてきた実家でも、売るとご自身のものではなくなってしまいます。
■貸す場合のメリットとデメリット
貸す場合のメリットは、家賃収入を得られることです。
借主がいれば、毎月安定した収益を得られます。
共用部の掃除やメンテナンスをご自身でおこなう場合、家賃をそのまま手元に残すことも可能です。
立地条件が良かったり、グレードの高い設備が導入されていたりする場合は、家賃を高めに設定できるでしょう。
その反面、借主がいなければ家賃収入はゼロとなります。
賃貸需要のないエリアに空き家がある場合は、借主がなかなか見つからないかもしれません。
家賃収入がない期間も、固定資産税や維持管理のコストは発生するため、赤字経営になる恐れがあります。
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2.空き家を売る方法
続いて、空き家を売る方法を解説します。
■古家付き土地として売る
築年数が経過している空き家の場合、古家付き土地として売るという方法があります。
土地をメインで売り出す方法です。
資産価値があるか否かは、築年数が20年を超えているかどうかで判断します。
木造建築の場合、築20年を超えると資産価値はほぼなくなるといわれているからです。
築年数が20年を超えている場合は、中古物件として売り出しても、成約に至る可能性が低いといえるでしょう。
そのため、はじめから古家付き土地として売るのがおすすめといえます。
■中古物件として売る
築年数が新しい空き家なら、中古物件として売る方法もあります。
そのまま住める状態なら、リフォームしなくても早期売却が見込めます。
築年数が新しい家ほど高値で売れやすいため、売ると決めたら早めに動き出すのがおすすめです。
■リフォームしてから売る
空き家をリフォームし、魅力を高めてから売る方法もあります。
空き家を売る際に問題となるのが、状態の良し悪しです。
設備が古かったり見た目の印象が悪かったりすると、築年数が新しくても買主が見つからないことがあります。
リフォームによってそのようなデメリットを払拭できれば、高値での売却も期待できます。
■解体し更地にして売る
空き家を解体し、更地にして売る方法もあります。
空き家の劣化が激しく倒壊のリスクがある場合や、リフォームに多額の費用がかかるケースでは、
更地にするのがおすすめです。
解体の時間や費用がネックですが、一般的には古家付き土地より早く売却できる可能性があります。
また、更地にすると見た目がすっきりするので、第一印象も良くなるのもメリットです。
土地活用がしやすいエリアの空き家は、更地のほうが売却しやすいといえるでしょう。
古家付き土地や中古物件として売り出したり、リフォームしても売却が難しそうな場合は、
解体することを検討なさってください。
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3.空き家を売る際のポイント
最後に、空き家を売る際のポイントを解説します。
■境界を確定し買主に説明する
空き家を売る際のポイントとして、まず境界を確定し、買主に説明することが挙げられます。
築年数が経過した空き家の場合、隣地との境界があいまいになっているケースも珍しくありません。
境界があいまいなまま売ると、買主が隣地の住民とトラブルになる恐れがあります。
境界を確定するためには、土地家屋調査士による確定測量が必要です。
隣地の住民や行政が立ち会い、境界の確定をおこなうため、空き家を売る際の信用度が高くなります。
■空き家の状態把握をする
状態把握をすることも、空き家を売るためのポイントのひとつです。
不具合や劣化状態を調べておけば、買主は安心して購入できます。
状態把握をするための方法としておすすめなのが、ホームインスペクションです。
ホームインスペクションとは、住宅の専門家が空き家の状態を調査し、欠陥の有無をチェックするサービスです。
ホームインスペクション済みであることを売却時にアピールできるので、早期の売却が期待できます。
■把握している不具合は伝える
空き家を売る際は、把握している不具合を正直に伝えることも大切です。
雨漏りや騒音、シロアリ被害といったマイナスポイントを隠して売ると、トラブルになる可能性があります。
不具合を伝えておけば、買主側でリフォームが必要な場所を把握でき、トラブルになるリスクを軽減できます。
良い部分だけをアピールしがちになりますが、不具合を正直に伝えれば、売主に対する信頼度もアップするでしょう。
■売却の計画を立てる
空き家は売れるまでに時間がかかることがあります。
そのため、長期戦を覚悟したうえで売ることがポイントです。
近年は大阪府箕面市を中心に、箕面市から隣接している池田市を含め、日本全国で空き家が増加しています。
築年数や立地によっては、なかなか売却できないケースもあるでしょう。
短い期間で無理に売ろうとすると、値引き交渉に応じざるを得なくなり、結果的に損をすることも少なくありません。
売れるまでに時間がかかることを前提に、売却の計画を立てることをおすすめします。
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4.~まとめ~
売る場合はさまざまな売却方法があるため、空き家の状態によって売り方を決めましょう。
売却時のポイントを押さえておけば、高値での売却も期待できます。
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